プラネッツピアノコンサート③

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②からのソロ演奏の続きです…

ちょっと前はとても小さかったのに、いつの間にかお姉さん、お兄さんになってきて、個性を発揮してきた人たち。曲の捉え方も、一人一人違ってきました。

小学4年生、5年生さんたち

♪Yさんはとても度胸があります。また、いろんなことに臨機応変に対応でき、演奏することにとても向いている人だと思います。昨年んの発表会よりもずいぶん長い曲を仕上げたので、練習は大変そうでしたが、本番では落ちついて余裕をもって弾けました。

レッスンでは、Yさんはわりとマイペースでやっている感じですが、私の助言もしっかり聞いてくれているのだな…と演奏を聴いて確認しました。Yさんのいいところをこわさないように、ちゃんと言うべきことを言う。私の課題も見つかりました。

チャイコフスキー:「こどものためのアルバム」より ナポリの歌 甘い夢 ババヤガ



 
 

♪発想力があり、楽しいアイディアをたくさん持っているMくん。何かが彼の琴線に触れると、急に目が輝きます。

今回は、ポリリズムという2つの別のリズムを同時に弾かなければならない場所があったり、題名が楽しそうなわりには苦労の多い曲だったため、譜読みが難航していました。お母さんやお姉さんのサポートもあって、やっとなんとか曲が通せるようになった頃のレッスンで、曲を弾かずに、CDを一緒に聴いたことがありました。その時彼の目が輝いたんです。何かそのあとはどんどん自分でやってきてくれて…本番も上手に弾いてくれました。

湯山昭:「お菓子の世界」より ショートケーキ チョコ・バー






♪発表会の曲をそろそろ決めようか、という頃、Yさんはブルグミュラー25の練習曲のこの最後の「シュバレスク」(貴婦人の乗馬)を練習していました。とっても上手に楽しそうに弾いているので、発表会用に考えていた曲もあったのですが、18の練習曲の方と合わせてこれを弾くことにしました。

発表会だからといって、背伸びするだけでなく、普段の自分を素直に見せていくのもとてもすてきで大切なことなのだなあ、と気付かされました。

ブルグミュラー:「25の練習曲」より シュバレスク  「18の練習曲」より 家路につく牧童


 

♪Sさんはとてもいい音質を持ったリトルピアニストです。今回私の大好きなグリーグの「ホルベアの時代から」という曲を自ら選んで持ってきてくれました。レッスンでは私が楽しんでしまいました。

組曲の中からの3曲、それぞれの持つ性格の違いををよく表現してとてもいい演奏でした。

グリーグ:「ホルベアの時代から」 前奏曲 ガヴォット リゴードン




♪Yさんは今ソナチネアルバムを勉強しています。昨年の発表会ではテレマンというバロック時代の作曲家の曲を演奏しました。ですから、わりと形式のはっきりしたものをやってきて、今回のような自由なフィーリングの曲は初めてでしたが、とても合っているように思いました。

いつもはクールな感じのYさんですが、音楽に乗って弾く時、彼女の歌心を感じます。

ギロック:「抒情小曲集」より 中国人の行列 セレナード はちどり 



勉強も少しずつむずかしくなってきたり、他の習い事も増えてだんだん忙しくなってくる時期ですが、ピアノの練習もがんばっていってほしいな…と願っています。

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